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お客様との出会い

Q.お客さんは、どうやって中川先生を探し出すのでしょう?
A.口コミですね。
僕の場合は紹介のお客さん、というのが圧倒的に多いです。
友達、あるいは親戚兄弟が行った、良かった、だから私も来ました、という感じです。

勿論ウェブサイトでの宣伝は効果大です。おかげさまで「横浜・占い」あるいは「占い・横浜」と検索すると、一ページ目か二ページ目に出るようになりました。何も対策していないのだけれど、業者に頼んだりいじくったりもしてないのだけれど、なぜか上位に出るようになって、お客さんが増えましたね。

Q. 占った「その後」は気になるものですか?
A.励まされたとか当たったとか、そういう声は聞くけれど、実際どう良かった悪かったはわからないんですよ。
一度、アンケート葉書というのを作って、匿名でいいから良かった点悪かった点を書いて送ってください、という調査をしてみようかと考えています。
いつだったか、三年後に戻って来てくれたお客さんがいました。「実は三年前に来ました、占いの通りになりました」と。
「二ヶ月後に結婚出来ます、静かに待っていて大丈夫です」とアドバイスした方が、「無事結婚しました、子供が生まれました」と子供を見せに来てくれて、すっごく嬉しかった(笑)

Q.人の運不運の量には差があると思われますか?
A. 不運の多い人はいると思う。例えば、このあいだ北海道で親に焼き殺されてしまった子供四人。不運ですよ。ああいう親のもとに生まれたのは、あれは運が悪いとしか言いようがない。

Q. 運が悪い人が占いに来るのでしょうか?
A.そうでもないですね。運が良くてトントン拍子に出世しても、時にはつまずきます。そういう時に来る方もいます。
トントン拍子でも「これでいいのか」と首をかしげて占いに来る。いろいろでしょう。

Q. 切実な思いを抱えたお客さんがいらしたのに、ご本人の心を癒せない占いが出てしまうこともありますよね?
A.時たまあります(苦笑)。そんな時はね(ちょっと考え込む)、難しい…です。けれど正直に言います。だってタロットなので、絵柄が絵柄ですから、ごまかしがきかない。 ソードの10みたいなカードが出て「幸せになれますよ」なんて絶対言えないし。

可愛いらしい猫ちゃんタロットを使っている人はいいなあ、なんて思ったり。あれ、ごまかし出来るから。 ソード10(注・先生はライダーウェイト版のタロットカードを使用)

Q. 不運を減らすというのは可能ですか?
A.九星気学の【お水取り】などの開運方法で、運気を上げることは出来ます。
運気の欠けている部分を補って行くとか、あるいは欠けているものはしょうがないから、良いところをもっと力強くさせて、障害物を乗り越えて行く力をつけていくとかなどで不運を減らしていけます。

Q. 普段からの心構えも必要ですよね。やたら後ろ向きだとか、ひたすら他罰的な人には、占いは無駄なんじゃないかと。
A.他罰的な人はね、占いに来ない(笑)!
自分が変われば世界が変わるだろう、と考える人が占いに来るのであって、自分は正しい、悪いのはすべて他人のせいだ、と信じ込んでいる人は占いには来ません(笑)

必要なのは、変えられないものと変えられるものを見分けて、変えられないものは心穏やかに受け入れることです。
そして変えられるものは、怖くても勇気を持って変えて行くこと。
そのふたつを見分ける賢さを持つ。
その上で、自分の能力だけではなく、人間の存在を越えた力なり存在なり、僕はhigher powerと呼んでいますけれど、それを信じ、祈り、委ねる。そして時節を待つ。
Q. 時節を待つ?
A.三年前、関内で始めた時、予約くださった方だけに、ある喫茶店で占いをするようになったんです。
そのうちどんどんお客さんが増えて、朝から晩までその喫茶店に居っぱなしになってしまったんです。
そのうちお店に「中川先生、今日いますか?」なんて電話がかかるようになって、それはちょっとまずい(笑)。

ちゃんとしたスペースが必要なのは明らかだったんです。
だけど、その時期、関内は方位が悪かったので、自分から動くより流れに任せよう、higher powerに委ねようと思い、祈っていました。
そうしたら、ある人から「関内にマンションあるから使って」という知らせがポンと飛び込んで来た。 それが関内をベースにしての占いの始まりでした。そういう風に、祈って何かが起こるのを待つ。

Q. こう暑いと、お客さんの足が遠のきがちでは?
A.変わらないです!悩みは悩みで、解決したいという気持ちは、暑くてもそうでなくても変わらない。
去年の大雪の日なんて、すっごく忙しかった。キャンセル出なかったもん。占いと観光地に遊び行くのとは、やはり違うんですよ。

2015年8月6日 秋葉原マクトゥーブにて

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