お気に入り
Q. 最近のお気に入りを教えてください。
A. カメラのレンズです。レンズベイビーという会社の、ソフトフォーカスのレンズ。焦点が56ミリ、開放絞り値がF1.6という、非常に明るいレンズです。
と言ってもわからない人にはわからないかもしれませんけど(笑)。
今年の8月くらいに発売されて、見た瞬間に「あ、欲しいな!」とひらめいて買いました、 自分への誕生日のお祝いに(笑)。決め手はソフトフォーカスなんですよ。これはソフトなフォーカスも出来るし、普通のかちっとした写真も撮れるレンズです。 ソフトな写真に仕上げるには、ソフトフィルターというものをかければいいのですけれど、このレンズは一点だけにピント合わせて、例えば人間の瞳だけには焦点当てて芯を残して、後の顔全体はソフトに仕上げられるわけです。
フィルターだと画像全体がぼやけちゃうんだけれど、このレンズはそういう使い方が出来る。
「占いがすごい」と褒められるより「写真がいいね」「写真の腕上がったね」と言われる方が最近は嬉しい(笑)。 撮影の対象は花が多いです。
Q. 猫ちゃん達はいかがお過ごしですか?
A. 猫無しの人生は寂しいだろうなあ。想像出来ない。
世話はほとんど女房がやっています。 僕は家にいないから、女房任せです。
二匹飼おうと考えたわけではなくて、保護した人から「里親になってくれ」と頼まれて、きょうだいの二匹を一緒にもらっただけです。 引き離すのが可愛いそうでしょう。
この二匹(大:雄・ナッツ・雌)はとってもとっても仲が良いのですよ。 僕の帰宅は深夜近くになるのですけれど、必ず起きて待っていて、帰宅すると、「遊んでくれる奴が帰って来た!」「あたたかい座布団が帰って来た!」とはしゃいでくれます(笑)。
猫が僕にもたらせてくれたのは、「理解を超えたものの力のすごさ」。
世の中は理解し合うことが大切というけれど、もちろん理解し合うことはとっても大切なのだけれど、猫と人間であれば、僕は猫がわからないし、向こうはこっちをわからない。
言語はわからない。 何を考えているのか、どんな感情を抱いているか、うっすらとわかる程度、でも一緒にいれば仲は良くなれる。 人間でもそうではないかと。理屈ではないと。
そう、猫に教わりました。
Q.食べ物はどんなものが?
A. ご飯系が好きです。炊き込み御飯が大好きですね。
今だったら、栗ご飯とか茸の炊き込み御飯。 そして和菓子が好きです。 つぶあん系です。あんはつぶです!これは声を大にして言いたい! ケーキも好きですけど、やっぱり和菓子が好き。
ご飯も和菓子も、確実にダイエットの邪魔ですねえ。ダイエットの話をすると、ここ二ヶ月停滞しています。
まあ仕方ないな、と。体重は増えてもいないからいいか、と。 仕事も忙しいから、過激に減量して体力失ってへこたれちゃっても困るし。また落ち着いたらダイエットを始まるつもりです(注・先生今年15キロの減量に成功)。
Q. そして散策がお好き。
A. 休みの日は、家の近くの公園とか川沿いとかを散策しています。 最近はカメラを持ちながら。
大きいカメラだと、あまり怪しまれなくていいですね。
小さいものの方が、持っていて怪しげかな。一眼レフは大丈夫。かがみこんで花を撮っていたりすると、「写真お好きなんですね」と周囲の人から声をかけられたりします。
漠然としたイメージなんですけど、昭和とか、僕が放浪していた時代の一シーンを画像か何かで再現してみたない、という思いはあります。
原体験を再構築してみたい。 誰が見てもわからない、究極の自己満足なんだろうけれど(苦笑)。
嬉しかったな、つらかったな、という昔の記憶をね。
Q. 先生のブログに頻繁に登場なさる、奥様について語ってください。
A. 外見は東南アジアっぽいです。身長は164か5くらい。僕より背が高い。痩せ型です。結構美人です! 積極的にアプローチを受けて結婚して、25年。
会社員の妻になったはずなのに、いつしか占い師の妻になった。反対はされませんでした。
僕が「占い師になる」と告げたら、「いいんじゃない、あなたの好きなようにすれば生きればいい」という反応でした。
Q. 最近のお気に入りのタロットカードは?
A. 魔術師です。大アルカナの一番のカード。
前はペンタクルスの3が好きだったけれど、最近は魔術師。
何がきっかけで変わるかって、何だろうな。 人間の心ですから、日々浮いたり沈んだりして行きますよね。
価値観ですら変わるものです。
魔術の定義とは「意思によって意識に変革をもたらす業」。
心とか考え方、潜在意識はゆらぐものです。それをゆらがないよう、制御するようするのは自分の意思の力。
「こうなりたい、こうでありたい」という強い意思が、不安感や潜在意識から来るためらいといったもののせいで動けない状態を、変わる方向に後押しする。
家にいる時でも僕は常にタロットに触っています。 ぱらぱらカードをめくっていてふと目に入ると、「これいいな、ピンと来るな」と感じる瞬間がある。
お気に入りを見つけるとは、互いに引き合う時が来た、という感じだと思います。人間の縁もそうだろうし。
2015年11月4日 秋葉原マクトゥーブにて