痛み

Q. 身体に痛みが生じた時、耐える方ですか?すぐ音をあげる方ですか?
A. すぐ音をあげます。お医者さんは嫌いだけど、痛いのも嫌なので診てもらいに行きます。

Q. 今現在抱えていらっしゃる痛みは?
A. 腰!筋肉が固まっているせいか、朝起きる時は、とってもゆっくりしか起き上がれません(苦笑)。
腰のブロック注射は、1週間か10日に一回くらいで打ってもらっています。どこかどう悪いというより、腰が全般的に歪んでいるということで、どうにもならない。腰のストレッチとか、たくさん歩くとか、そういうことは日々一生懸命しています。体重も落としています。

Q. 痛いのをこらえるのは趣味じゃない?
A. 痛みというのは、心のも身体のも、進歩を阻害すると思います。
「進歩にともなう痛み」というのはもちろんあって、それは認識して対処しなくてはいけない。

けれど一般論で言う痛み自体は進歩を阻むものだから、痛みは減らすに限ると思います。長年の歪みから来る腰の痛みなんてものは、避けるに越したことはない!

Q. 「とんでもなく痛かった!」という思い出をご紹介ください。
A. 小学校の一年生か二年生の頃、橋の土手から飛び降りたら、斜めに切ってあった竹の切り口の上に着地してしまい、足がずぼっと竹に刺さった、という経験をしました。
尖った竹の先が運動靴を突き抜け、足の裏から刺さった!痛かったですねえ、すっごく(苦笑)。
救急車沙汰にはならかったけれど、一緒にいた仲間が親を呼んできて、病院に連れて行かれました。

飛び降りた距離は、4、50センチとか、せいぜい1 メートルとかといったところだったんじゃないのかな。今こうして振り返れば、「ベトコンの罠か!」と笑えますね(注・ベトナム戦争時、南ベトナム解放軍ゲリラ部隊は、山道に深い落とし穴を掘り、下に斜めに切った竹を並べていた)。

縫合手術を受けるやら、化膿の心配やら、自分より周りの大人が慌てていましたね。おかげさまで、これ以外は大怪我や手術の経験はありません。

Q. 医療ドラマの手術シーンは見られます?
A.見ない!「チャンネル変えていてたまたま見ちゃった」という時は、そのままチャンネルを変えます。医療ドキュメンタリーも見ない。手術の場面とか、痛そうなのは駄目。

Q. 観ているお芝居の中での、人が斬られるといったシーンは?
A. 芝居とわかっているものは全然平気。本当に痛くないから。

Q. 痛みの少ない最期が望まれますね?
A. 女房は、「もしあんたに末期癌が見つかったら、お医者さんに頼んでモルヒネ漬けにしてあげる」と言ってくれています(苦笑)。

世間一般の「痛みをこらえるのは美徳だ」という考え方は、徐々に薄れて行っているみたいですね。それはどんどんそうなって行って欲しいです。僕は子供の頃から美徳だなんて思っていません!

Q. 失恋の痛みの特効薬は?
A.うーん。失恋をしたことが無いので・・・(笑)

Q. タロットの「剣の3」というカードには、ハートに三本もの剣が刺し込まれている絵がついています。
A. この絵は「何か乗り越えなければいけない試練、それにともなう痛み」を意味します。
逆位置は「それが繰り返される」だから、もっとつらい。

18年占いやっているけれど、今でも剣の3の絵を見るとどきっとしますね。あれは避けられない、乗り越えなければいけない痛みですから。薬や注射でごまかしてはいけないものだから。

2016年10月01日 秋葉原マクトゥーブにて

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