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10億円あったら何をする?

Q. 10億円を手に入れたと、自由な発想で想像力をはたらかせてください。どうやって手に入れましたか?
A. 宝くじでしょう。僕はギャンブルはやらないですから。家の近くの売り場でふらっと10枚続きで買ったら、当たっちゃったって、という話はどうかな。

Q. ご自分のために何をなさいましょう?
A. まず旅行!始めに一週間くらいハワイに行きたい。それからカリフォルニアでしばらくのんびりする。行き先はサンフランシスコと、そこから南下した砂漠地帯。

サンフランシスコは前に行って、気に入りました。町自体がそう大きくないし、気候は良いし、ヒッピー文化は残っているし。
それからヨーロッパに向かいましょう。冬の北欧、スウェーデンあたりでトナカイの群れを眺めて、それからずっと列車で南へ降りて行って、スペインとポルトガルへ行く。そして船で北アフリカに渡る。

アフリカは、サハラ以南ではなく、モロッコあたり。ただ町をぶらぶらするだけ。バザールというところを歩きたい。
「アルケミスト」(注・先生の好きな小説の題名)の影響ですね。映画「カサブランカ」もそう。バザールといった雑踏の中を歩いてみたいと思います。そしてピラミッドも行きたいです。

Q. 愛妻をお連れになっての旅でしょうか?
A うーん、そこは難しい。一人旅がしたいですね。妻に対して悪気があるわけではなくて、ただ一人旅がしたい。
今日は天気が良いからこのまま散歩を続けて、次の目的地には向かわずこの町に泊まってしまおうとか、一人なら好き勝手ができますよね。お金があれば宿の心配がないから、行き当たりばったりで決める旅ができる。それは魅力的です。

Q. インド行きは必須ですね?
A. 本当はモロッコから陸路で行きたいところだけれど、途中に今は危なくなってしまった地域があるから、仕方ないから空路ですね。インド国内ではずーっと南までバスで移動したい。

Q. それでは腰にきついし、そもそもたっぷりお金はあるのですから、バスではなくて車をチャーターした方がよろしいのでは?
A. いやあ、インドではくっそ暑い中バスに乗るのがいい(苦笑)。
バスで延々と行って、くたくたになるから、スリランカに渡ってしばらくのんびりする。そしてインドに戻る。
そしてバンコック。最近はベトナムが面白いらしいから、ベトナムも見てみたいなあ。それくらい旅をすれば、気が済むかも。

Q. 人のため猫のためにはいかがなさる?
A. 猫には、猫村というのを作って経営したいです。というか、作って誰かに経営してもらいたいです。小屋を建てて、殺処分される猫を引き取るという施設です。
犬と違い、猫は散歩の必要もないし、だだっ広いところがあればいいんです。世話する人を雇って、年間幾らって予算を毎年出す。そして少しでもそこにいる猫達がもらわれて行ければいいな。

Q. 占い業界にはどうしましょう?
A. どの業種であれ、事業経営に興味はありません。だから、占いの店を経営する趣味もありません。
自分の生徒達がデビューする場を提供してあげたいとは思うから、生徒のためのスペースを借りて、入れ替わりで生徒達に占いの仕事をさせて、光熱費とか出してやることはしたいですね。最初は赤字経営でも、トントンになってくれれば嬉しいです。

実は、精神障害者就労支援施設の理事をやっているんですよ。その施設にも幾らか振り込みたいですね。年間予算幾ら、とか。そこ以外にも、そういった施設を充実させたいと思います。

Q. 寄付は?
A. 前から年末とかに国内の団体に寄付をしますけれど、たっぷりするなら、インドやネパールあたりにしたいですね。
インドは単に好きな国ではなくて、自分を変えてくれた国だから、恩返しをしたいという気持ちが強いです。
インドには、路上に倒れている人がいるんです。カルカッタとかムンバイのスラム街といった地域に医療関係の施設を建てて、運営してもらえたらいいです。

Q. 残りの額はいかがしましょう?
A. 今よりいいところには住みたいね。千代田区に住みたい。一番治安が良いと思うから。
女房と僕と猫数匹が住むに十分な、「ペット可」の中古のマンションでいいです。車は要らない。服や靴には興味がない。
あとは、ちょっと良い布団を買って、カメラや部品買って、ぽちょぽちょと旅行が出来たらいいな!

2016年11月02日 秋葉原マクトゥーブにて

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