2024年の展望

 

インタビュアー)2024年は干支で言えば甲辰(きのえのたつ)、九星気学では三碧木星中宮の年にあたります。それはどんな年になると意味しているのでしょうか?

中川)竜には、昇り龍降り龍とありますね。だから、辰年は上下に揺れがちな年と言われています。そして三碧木星も【雷 】の意味があり、突然の変化や振り幅が大きい年になるでしょう。
甲(きのえ)は物事が始まる象徴です。甲辰という年をタロットに当てはめると、「大アルカナ戦車が小アルカナエースを四枚抱えて動き出した」という感じです。新規に動くが吉。アイディアが湧き、物事が前進するとの期待が持てます。

 

インタビュアー)紛争や災害のニュースばかり見聞きしますが、勇ましく進んで行く年にしたいですね。

中川)全般的に上向く年と考えて良いと思います。

 

インタビュアー)前回このインタビュー欄では、昨年の星回りを振り返りながら、節分までの時間をどう過ごすか語っていただきました。今日はこの先の2024年について伺います。

中川)一白水星から順を追って説明しましょう。

一白水星の今年は、去年から準備していたことを表に出す時期です。一歩前へ出ることを目指しましょう。けれど実入りは期待しづらいです。営業職に例えると、名刺を配り歩いて、周囲に自分の顔を覚えてもらうのが今年です。契約に結びつくのは来年というイメージなので、そう意識して行動してください。

二黒土星にとって、今年はいよいよ本格始動の年、勝負の年です。何事にも積極的に行動しましょう。人と会う機会が増えて忙しくなります。情報も入ってきます。遠いもの、外国の文化や習慣などを意識的に取り入れてみてください。自分の古い凝り固まった価値観を変え、豊かな実りある人生になります。

今年の三碧木星はできるだけ静かにしましょう。もしできるのなら、結婚や転職といった大きな計画は来年まで待つのが賢いです。今年はどの星の人とも等間隔で接せられるという利点があるので、それを活かして、人間観察に力を入れてみてください。今まで見えなかった人の良い面悪い面がわかるはずです。

今年の四緑木星は好調な四年間の始まりです。去年経験した、行き場のないモヤモヤ感からは脱却できますが、スタートダッシュは楽なものにはなりません。登山に例えると、まず一歩一歩岩山を登って行き、地道に頂上を目指すという意識を持って過ごしてください。いずれ徐々に調子は上向き、来年は青空が見えて頂上が見えるようになります。

今年の五黄土星は、「のんびり遊ぶ」がキーワードです。お金と時間をケチることなく、美味しいものを食べ、綺麗な服を着て楽しいところに出かけましょう。それが自分を成長させる一つの手段になります。とはいえ、仕事や生活一般を軽んじてはいけないわけで、様々難儀することもあるでしょうが、肩の力を抜くことを心がけながら活動してください。

今年、六白水星は自分を変える年です。誰にも「自分のここがいけない、この癖は治すべきだ」といった自覚はありますね。そういった悪い点を変えるのに最適な年に入るので、日頃からよろしくないと思っている点を根底から変えることを目指してください。しっかり自分の内面に目を向ければ、必ずやり遂げられます。

七赤金星は好調期に入りますが、少々運勢が弱めです。「好調だけど注意も必要」と意識した上で、積極的に物事に臨んでください。来年は運気が下がり、活動より勉強に集中する時期に入ります。その前段階として、学ぶ材料を探しましょう。この勉強は長いスパンのものです。今年のうちに準備して地道に勉強を始めると、3年後には周囲がその成果を気づいてくれ、4年後には役に立つはずです。

八白土星は少し運気が下がり、行動より勉強に力を入れる時期に入ります。そう心がけてください。人間関係では、弱った人が助けを求めにくることがあるでしょう。その時はしっかり手を差し伸べてあげてください。人助けが今年の八白土星に与えられた責務と考えて欲しいです。助けた相手は、巡り巡って数年後にはあなたを助けてくれるはずです。

今年は九紫火星にとっては勤労の年です。といっても派手なものではなく、今までやってきた事柄をこつこつ地味に継続させることが求められます。焦ることなく、安易な選択をすることなく、地道に努力を重ねてください。来年以降、運気は徐々に上り調子になって行きます。今年積み上げた実績は再来年には開花するでしょうから、前向きに取り組みましょう。

九星気学では、立春が新年の始まりです。ここにご紹介した説明を参考にして、楽しく充実の一年を過ごしてください。

2024年1月23日 清澄白河コピスクラスにて

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