僕とコンピューター
Q. 現在お持ちのコンピューターは?
A. 自宅にデスクトップが一台と、関内(の仕事場)と秋葉原(の仕事場)にノート型が一台ずつと、あとはタブレットが一台。
パソコンはWindowsで、タブレットはAndroidです。パソコンはBTOといわれる、「ハードディスクはこれにして、グラフィックボードはこれにして」と、パーツを自分で選んで注文して作ってもらうものです。
Q. コンピューターとの出会いをご紹介ください。
A. 最初の出会いは20代半ばくらいでしたから、30年以上前。
まだWindowsが登場していなくて、MS-DOSの時代でした。9801-M2を最初に買ったのかな、と言っても誰もわかんないだろうなあ(笑)。
5インチのフロッピーディスクがついているやつです。それで「信長の野望」をやって遊んでました(爆笑)。あとは、Basicで、ディスプレーに線を引いたりとかして遊んでいました。
コンピューターに触る時は、全部遊びでしたね。どーんと大きい機械で、モニターも持ち上げるとぎっくり腰になるような、分厚い重たいやつでした。
Q. IT初期の時代は、電話代がかさみましたね?
A. 夜11時になると定額で電話かけ放題になる「テレ放題」というサービスが出て、すぐに入りました。毎晩11時になるのが待ち遠しかった!
Q. 不具合もたくさん起こりました。
A. そうね、僕が使っていたような、組み立ててもらうタイプのパソコンは特に。
今は機器の相性が解消されているけれど、昔は「この機器とこの機器は相性が悪い」というのがありました。
せっかく入れたのに、ちっともはかどらないとか、ひどいとコンピューターが立ち上がらないとかね。
あの時代は相談相手は専門誌だけという感じで、「どうやらこれが問題らしい」と自分で調べて見つけるわけです。好きだったから、試行錯誤しながらいろいろ研究していました。
散策とコンピューターは、僕の休日の二大楽しみです。
Q. 何がかき立てるのでしょう?
A. 何だろう・・・・多分ねえ、達成感だと思います。
思った通りに動かないというのは、原因は二つしかないわけです。
機械が悪いか自分が悪いか、のどちらか。自然界の現象みたいに、わからないことはない。
機械か自分かが悪いという、単純明快な世界。それを探して、原因解明したら、すっごい達成感!自分のウェブサイトをちょこちょこ改装するのも、「出来た?!」という達成感を得て喜ぶためです(笑)。
面白いものを作りたい。よそと似たり寄ったりではないウェブサイトを作りたい、と常々考えています。
お金を出せばプロに立派なものを作ってもらえるし、払う余裕はあります。
けれど、それでは物足りない。自分で作りたい!こっちいじっちゃああっちいじって、でもそうなるとバランスが悪いからこう変えて、じゃあ色も変えよう、と、いつまで経っても完成しない。
それがひたすら楽しい。
パソコンは好きです。生涯の友ですね。プログラマーになろうかなと考えていた時期もありました。
Q. ご自身でコンピューターを組み立てることは?
A. 何度かトライしましたが、ぶっ壊しました(苦笑)。ちょっと不器用なんで(苦笑)。
Q. ご自身以外の名前でサイトを運営されていらっしゃるなんてことは?
A. ありません。おかげさまで忙しくしていて、それほど暇じゃないです(笑)。
Q. イメージ的には、「占い師とコンピューター」はピンと来ない組み合わせです。
A. 世間的にはそう思われているでしょう。わかります。コンピューターは論理の世界だし、占いは非論理の世界だし。相反するのかな。けれど、僕の中では全然違和感なく一致しています。
Q. 占いにおいて、コンピューターは人間に追いつけるとお考えですか?
A. どんなに人工知能が発達しても、本格的な占いは無理だと思います。
知識はコンピューターの方が豊富でしょうし、反応も早いし、これから進化もするだろうけれど、占いはカードのレイアウトを読むだけではないのです。 心理を読むだけでもない。
それらはあくまでも占いの入口にしか過ぎないのです。そこまでならコンピューターも対応出来る。
占いの根本は、未来を予測する推測するということです。けれど未来の推測とは不確定なものです。
相談者に説明して納得してもらう、困難に立ち向かう勇気が持てるよう相談者のモチベーションを引き上げる、という占いの最終的な部分は、機械には無理と思います。人間にしか出来ない。
仕事柄、僕もいくつか占いアプリをインストールしています。
コンピューター好きとしては、自分のアプリを作ってみたいとは思います!作るという興味はあるけれど、それが占いとして機能するかは全然別ですよ(笑)。
2016年04月09日 秋葉原マクトゥーブにて