SNS

Q. SNSをどうとらえていらっしゃいますか?
A.SNSねえ・・・。 嫌いじゃないけど好きでもない、あまり興味もない、って感じですね。
占いの広報宣伝の目的で使ってはいます。もしサラリーマンといった、自営ではない宣伝の必要のない職種についていたら、多分SNSはやっていないと思います。

Q. どのコンテンツをどう使用されていらっしゃいますか?
A.ブログはほぼ毎日更新しています。他に使っているのはツイッターとフェイスブックです。
フェイスブックもツイッターも「ブログ更新しました」という案内程度で、それ以外の新しい情報の発信はしません。

Q. 占い師として、お客様にSNSについて進言なさることは?
A.「恋愛を発展させたい相手がいるけれど悩んでいる」という相談には、「その人のフェイスブックをご覧なさい」とアドバイスします。

本人をチェックするではなく、その人のフェイスブック上のお友達をチェックする。どういう友達がいるのかはひとつの判断基準ですよね。
本人が真面目そうでも、フェイスブック友達がヤンキーっぽいタイプだらけだったら、「???」って思うもの。

Q. 一般の老若男女が、何処で何をしていたかを発信しまくる時代になりました。
A.考えてみたら、個人が今日何処へ行った何を食べたというのを掲載するという行為が日常化している世界って、すごい不思議ですよね。

楽しいだけならばいいけれど、危険性があるから気をつけていないといけません。過去の恋愛がばれちゃったとか、子供の写真を載せるとか、重要な個人情報をさらしてしまうとか、僕らが若かった頃にはどれも心配なかった。

Q. 「写真を撮らないと食べ始められない」といった風潮も見られますが、どう思われますか?
A.そういうのありますよね(笑)。流行りでしょ。
今となってはインスタ映えを狙った奇抜な料理とか盛付とかが世に出てきたりで、これも驚きです。でもどこかで止めるでしょ。いつか気づいて止めるんだと思う。

Q.「SNSの発展=ひけらかし文化の蔓延」と心配されていますか?
A. 社会全体的に、「慎み」というものが薄くなっているのだろうと思います。電車の中で化粧をする、ものを食べる、人前でキスする、と恥じらいの無さが広がっている感じがします。

それと同時に、「他人からうらやましがられたい」という人が増えているんでしょうね。

少し話は逸れますが、人間を含め動物の防御には2パターンあると思うのです。
「俺に近づくと危ないぞ」という威嚇を、河豚のように明解に示さないのと、ハリネズミのようにあからさまに示すのと、の2パターンある。
最近はハリネズミパターンの人が増えているのではないかと思うのです。

SNSって、自分の弱い面を見せる人はまずいませんね。世間的にイケてる部分だけを選んで、俺はお前よりすごいんだと見せるのは、一種のマウンティング(レスリングのマウンティング:背後から相手の上に乗って抑える行為)だと思います。自分が上位にあるというのを示す、心理的な防御の行為をSNSでしている人もいるんじゃないかと。

頻繁に発信しているSNS使用者が皆そういった感覚を持っていると言ってはいないですよ(笑)。一部の使用者にそういう傾向があるのではないか、ということです。

Q. SNSは、嫉妬やっかみといった感情も煽ってしまうから困りますね?
A.一般の人はまだしも、有名人はもっと大変なんだろうと同情します。
善意の行動をしても叩かれたりするし。店員やウェイターに「誰と来た」「何を買った」と書き込まれたとか、ありましたよね。

先日も某IT企業の社長が自家用ジェット機でロシアにサッカー観戦に行って、叩かれたでしょ。自分で稼いだお金で行ったんだから、文句を言われる筋合いではないじゃない。

残念だけど、最近は嫉妬心を隠すという慎みも薄くなって行っているんだろうなあ。
人は誰しも嫉妬や妬みやひがみを抱くものだけれど、それをどんどん声にして拡散を狙うのは駄目ですよ。負の感情の連鎖はいけません。楽しい、美味しい、と発信しましょうよ。

2018年9月28日 秋葉原マクトゥーブにて

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