文章を書く

Q. 文章を書く機会は多々おありでいらっしゃいますね。
A.タロットのテキストを書いたり、ブログを書いたりします。
ブログは、使命感というより好きで毎日楽しく書いています。書くのは深夜。帰宅して食事を終え風呂に入って、さあ寝るぞという前、日付が変わった頃にタロットの「今日の一枚」を引いて、それから書き始めます。

Q. はじめにタロットカードありき?
A.一枚引いてから書くわけですから、あらかじめ何を書こうという意図はありません。
いきなりお題を受け取って、あれこれ考えて書くのはとても楽しいです。

Q. 書くのは得意?
A. 好きだけど、わかりやすい文章を書いているかと問えば、自信が無いです。結構独りよがりですよね。得意とは言いづらい。

Q. 学生時代の作文はいかがでしたか?
A.昔も今も、好き勝手に書いて構わないのなら気乗りするのだけど、そうじゃないものは苦手かな。

子供の頃の授業でも、「この本を読んで感想を書け」といった枠にはめられたものは、気が重かったですね。作文はいつも、可もなく不可もないといった出来のものを書いていました。

Q. タロットのテキストの改定は?
A.現存のテキストは書いてからもう10年くらい経っていますから、変えなきゃいけないと思っていて、仕事の合間に時間を見つけては少しずつ書き進めています。
テキストはあくまでも自分の生徒向けです。一般向けの本を書くといったことには興味が湧かないなあ。

Q. 一時期、小説を書いていらっしゃいましたね。
A.あ〜、あれは挫折しました(苦笑)。見事に挫折。

月イチの文章講座に一年以上通って、小説を書く勉強をしたのだけど、どうもねえ。駄目でしたねえ。
生徒同士で評価し合うのではなく、書いた原稿を先生に提出して、あとでチェックしてもらって返してもらうというシステムでした。講座では、他の生徒さん達と一緒に書くテクニックを習いました。

書いていたのは私小説っぽいものばかりでした。現代の常識的な設定。SFとか歴史とかは無縁の普通の世界。

Q. でも挫折?
A. 駄目でしたねえ。小説の才能が無いと痛感してやめました。

Q. 駄目と結論付けた原因は?
A.うーん・・・・・ 僕のブログがまさにそうですけど、三、四行がひとまとまりの文章をいくつも書く、というスタイルはいいんです。
けれどそれ以上、400字800字といった長さがひとまとまりは、明らかに苦手でした。通っていた小説講座では、最長で10枚くらいのものを書いたこともあったけど、全く駄目でした。

どうやら僕は比喩的な表現やほのめかしといった手法は不得手なんですね。いつまで経っても直接的な書き方ばかりでした。それもちょっとね。

Q. 人様の人生を垣間見る占い師は、ネタのヒントはたくさん得られますでしょう?
A.そんなもの、ネタに出来るわけないでしょう。書けませんよ!というか、僕には占いで得たネタを脚色する能力は無かったんでしょうね。

確かに占い師とは、驚愕の事実を知る機会はいくらもある職業なんだけど、他の人の動向をもとにストーリーを展開することはなかった。
味付けを知らないんだな。自分に起きたこと感じたことを直接的に書く、といった方法でしか書けませんでしたね。

Q. 最近お得意の、3DCDのキャラクター達に登場してもらうのはどうでしょう?
A. 正義のキャラクター達が悪を倒すといったもの?無い無い無い(笑)。

Q. 「小説家中川昌彦」は永遠に封印でしょうか?
A.一応一度は本気で考えはしましたが(苦笑)、諦めました。
僕には散文が向いていますね。僕がちょろちょろっと書いた文章がどなたかの悩みの解消に役に立つことがあったとしたら、それで充分嬉しいです。

2018年2月28日 秋葉原マクトゥーブにて

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