読書
Q. 読書はお好きですか?
A.好きです。小説、詩、評論、ノンフィクション、解説書など、ジャンルを問わず何でも読みます。昔から、子供の頃からそうでした。最近はKindleでも読みます。これだと持ち歩きが楽で、とてもありがたいです。
Q. 少年時代はどのようなものを読まれましたか?
A.SF小説でしたね。星新一さんとかフレドリック・ブラウンとかといった、古典的な作品が好きでした。僕はインドアな子でしたから、学校の図書館へ行って、地域の図書館へ行って、本を借りまくって読みました。けれど、児童書・童話といったものはあまり読まなかったかもしれない。
SF小説以外にも、探偵物はたくさん読みました。アルセーヌ・ルパンや明智小五郎ものとか、そういったものは結構読み尽くしました。いつもちょっと大人っぽいものを好んでいたのかな。
Q. 選び方はどのように?
A. 昔も今も、思いつきで「今度はこれ」って選びます。でも恋愛ものはあまり読んでないなあ(笑)。縁がないだろうな、って思っていたからかなあ(苦笑)。でも探偵物もSFも縁がないか。殺人事件にも宇宙人にも巡り合っていないもの(苦笑)。
Q. 推理小説の魅力とはどんなものでしょう?
A.どうなんだろうなあ(しばし考え込む)・・・・タロットとなんかもそうなんだけれど、ひとつひとつのカードと、その奥にあるもの、この次に何が来るのかな、と推測するのが面白かったんだと思う。 明智小五郎ものもルパンシリーズも、推理しながら楽しみました。
推理小説でも、いわゆる本格推理小説系が好きでした。トリック系よりは、数学っぽく理論を読み解く本格的というのが好き。
おどろおどろしい感じがあったけれど、横溝正史も好きでした。読んだのは横溝作品が映画になって流行った頃だから、子供ではなく既に大人でしたね。
アガサ・クリスティも論理的なところが気に入って、一時期ハマりました。感情より理論の積み重ねが僕にはわかりやすい。
Q. 流行りものはお読みになりますか?
A.芥川賞直木賞といった受賞作品は、時々は読みます。やっぱり思いつきで選びます。
ハリーポッターは読んでいません。映画を一作観ただけ。ダビンチ・コードは読んだ!面白かった!でも二作目は読んでいません。
Q. 大いに影響を受けた書物をご紹介ください。
A.サイトの自己紹介ページにも書いたけれど、三島由紀夫の四部作、豊饒の海。三島を読んで人生が変わった。
それと「歎異抄(たんにしょう:鎌倉時代に書かれた仏教書)」、そして「アルケミスト(パウロ・コエーリョ著)」、「流れよ、我が涙と警官は言った(P・K・ディック)」。
Q. タロットの生徒さん達に「アルケミスト」を必ず読ませる意図とは?
A. 何を伝えたいという強い意志は特にないんだけど(苦笑)、占い師を目指すにあたって、「世界はこういうもんなんだよ」という見方のひとつを理解するのもいいだろう、といったところです。
Q. もしも「何か書いてください」と依頼が舞い込んだら、「占い以外で何か」と言われたら、何を書かれますか?
A.タロット占いの本しか書けるものはないだろうなあ。
占いでないものをと言われたら、詩。写真と詩を組み合わせたものなら、やってみたい。
もしくは俳句。俳句も好きで、トライしたいと思っています。誰の句が好きだから読むというより、いろいろな俳句集をだらだら読んでいるだけですけれど、素晴らしいなあと楽しんでいます。大きい世界がほんの数語の言葉にまとまっているって、すごいことですよね。
2016年06月03日 秋葉原マクトゥーブにて