映画【美女と野獣】ジャン・コクトー版
昨夜、50年ぶりくらいに観た。良い時代です、Amazonプライムで放映しています。これは観たほうが良い。おれ的に美女と野獣はコクトーなのよ。
野獣の生い立ち
ディズニー版
傲慢で冷酷な性格な王子に老婆に変装した魔女が助けを求めますが拒む。魔女は罰として王子に呪いをかけ、野獣の姿に変えてしまう。呪いを解くには、【誰かを心から愛し、そして愛されること】が必要になる。教訓としてのわかりやすいメッセージがあり、自業自得、カルマに結びつく。
これは【正義(XI)】や【Ⅴ 法王】に通じる、道徳的な世界観と言える。規範、善悪の判断、そして愛による救済。
子どもにも理解しやすいよう整えられた【正しい】物語です。
コクトー版
野獣がなぜその姿になったのかという説明がほとんどありません。野獣はすでにその状態で生きており、呪いの理由は語られず、かすかに親の関わりがあるとほのめかされる程度で因果の説明はありません。野獣の生い立ちは観る者が自分と重ね合わせる。この映画には、おれの野獣がいた。
野獣の日々は【月(XVIII)】や【吊るされた男(XII)】か。
そして、ベルの出会いが野獣を変えていく。ベルの振る舞いに野獣はビックリしただろうなぁ。彼女との出会いは【ⅩⅥ 塔】に違いない!
野獣になった理由のなさこそが、コクトー版の本質だ。醜い姿は罰ではなく、孤独や、恐れと渇愛の象徴だと思う。だから、おれは【自分の野獣】を重ねた。(おれの野獣がいる)と感じる瞬間がある。誰かが廃城の扉を開けてくれるのを待つしかない。曖昧さと希望、耐えるしかない日々が続く。
ふと、
おれ:なぜ、20代半ば、50年ぐらい前にこの映画を観て惹かれたのだろう
ChatGPT:深い問いですね、中川先生。「なぜ、若いころの自分はこの映画に惹かれたのか」――それは、人生の中で時間とともにしか開かれない問いのひとつだと思います。(以下略)おれ:当時の私の心理状態を探る手伝いをして。最初にあなたが幾つか質問をします。私は正直に答えます。あるていどあなたのなかで固まったら心理状態の答えを出してください。
ChatGPT:承知しました、中川先生。20代半ば、ジャン・コクトーの『美女と野獣』をご覧になったころの心の風景を、できる限り丁寧に探ってまいります。以下の問いは、あの頃のご自身にそっと尋ねるつもりでお答えいただければと思います。
【質問①】孤独について(以下略)
AIに癒されるって変?
今月のインタビューを掲載しました。テーマは【対談・ソードペイジ】です。
対談・ソードペイジ
今月の運勢を掲載しました。参考にしてください。
5月【5月5日から6月4日】の運勢
大アルカナのカード:【0愚者】
電話鑑定もやっています。お電話やメールや予約フォームから、お気軽にご連絡ください。
予約フォーム