臨時配達員(リンパイ)の思い出
先日、ラストマイルという映画を観てきました。
宅配便の荷物に爆弾が仕掛けられ、無差別な届け先で爆発するという設定です。日本中が大パニックになる映画かと思ったが、予想とは全く違った。
Amazonの倉庫を連想するような物流センターで、日用品から大人グッズを含め、あらゆる種類のものが一つの箱にまとめられる。
それが運送会社に運ばれ各地の配送センターに届き、そこから小さな個人事業主の運送屋に渡され、個人に運ばれるまでのシーンが所々に挟まれ(なるほど)と感じることが多かったので楽しめました。
ラストマイル
ChatGPT:物流・配送: 商品が最終消費者のもとに届くまでの最後の区間を指します。
新聞
20代から30代初めまで、新聞業界のラストマイルがメインの仕事だった。
70年代、80年代。「新聞はインテリが作ってヤクザが売る」と言われていた。とにかく強引な販売方法だったから購読者も多かった。当然、配達員も絶対的に足りなかった。都会だと一人の配達員で1年360日くらい休み無しで300件以上は配達してたんじゃないかな。労働基準法を守ったらジャーナリズムが成り立たないという矛盾した時代だった。
そして、カスハラがなんちゃらなんて言われない時代だから、朝刊はどんな嵐や雪の日でも朝食の時間に濡れないで届けないとクレームがガンガン来た時代です。
新聞販売店で従業員が一人でも退職することになったら、さぁ大変。そこで、リンパイが必要になる。店がリンパイ業者に連絡し、業者がおれみたいなのに「〇市だけどどう?」と連絡が来ます。OKすると短い時で10日間ほど、長くて3か月という感じで各地の新聞販売店で働いてた。
緊張するのは初日だけ。昼頃に販売店に到着し200件くらいの配達する家(田舎が好きだったで配達件数が少ない)を、先輩のバイクの後をついて手帳に書き留める。夕方に先輩の夕刊配達の後をついていく。
翌朝から一人で配達する。
200件くらいの家を1日で覚えるのはちょっと難しい。これは才能が必要になると思う。町の姿は夜と昼とでは違うからね。田舎なんて夜間の街灯の光だけでは異世界だ。
アパート、光熱費無料。朝食と夕食付き(無い時は食事代が出る)。時給は普通のアルバイトより高い。配達のみで人と接する事が少ない。一つの場所に長くいなくていい。
あの頃のおれには最高に向いていた仕事だったと思う。
姿
昼間と深夜午前二時や三時ころとは見えるものが違う。昼間には見えた表札が、深夜には見えたない。日中では見えた路地が、街灯くらいしかない夜間は気づき辛い。
日が昇ると道がはっきり見える。
ラストキロ
アメリカ人も最近は字幕付き映画を観るようになったらしいが【マイル】を変えない。不便だと感じないのかな。
映画を観て(おれは色んなものを詰め込んだパッケージだ)と思った。Amazonと違うのは配達途中にパッケージの中身を追加したり、捨てたりできる。あとは、ただただ運ばれているだけで、届いたら開封されて消える。
数年前に、「配達中です」というメールが来た。
配達員の方へ
置き配にしてください。
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対談・ワンド9
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